カリスマがおしえてくれること

よく当たる占い師さんがいる! ゴッドハンドのエスティシャンがいる!
そう聞いて行きたくなる気持ちはわからないでもありません。
しかし、この世は二元論の世界、特に現代人は二元論で生きています。
簡単にいうと送信者と受信者は別の人間であるということです。
人間のカラダや感覚は人それぞれです。
同じ作業をしても機械のように同じ結果にはなりません。
だからカリスマがパワーを送っても受け取る側によって差が生じます。
注ぐ器が大きくても、受け取る器が小さければ、その分量しか受け取れません。
だから、あちこちドクターショッピングするよりも、自分の器を大きくする努力をした方がいい。
自分の感性によって、いつでもどこでも誰からでもなんでも受け取れます。
お、いいこと言った。
問題は常に自分の中にあります。
この世の創造主は自分です。
それがわかれば足りないものはなくなります。
カリスマに会いたい、カリスマからパワーを受けたい、カリスマから習いたい、それは自分が無力だと言っているのと同じです。
私が今学んでいる解剖学の師匠が教えてくれるのは、正しい骨と筋肉の位置だけです。
師匠は天才であり、博学であり、研究者であり、達人であり、ヲタクであり、間違いなくスゴイ人で日本の宝です。
でも、何を感じ、何を学び、何を受け取れるかは、門下生次第です。
先輩に聞きまくっても、自分に資質がなければわかりません。
だから稽古して資質を磨きます。
本物のカリスマは意外と何も教えてくれません。
それは本物のカリスマが、学びの真理をわかっているからだと思います。
教えてくれていないように見えて、全部教えてくれているのだと思います。
カリスマはただいるだけ。
在り方ですべてをつたえているのです。
それを感じとれるようにするのが稽古であり修行です。
そして誰からでも学べるようになった時、自分がカリスマになっているのだと思います。
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